研究活動のキーテーマ
研究活動のキーテーマ
・ホームベース型健康支援モデル
・CCRC(Continuing Care Retirement Communities)
ホームベース型健康支援とは?
専門家だけでなく、家族・友人もまた支援者として考え、自らの生活の場(Home)という安心安定した環境の中で、本人自身が「前向きな態度」で内発的動機づけを尊重し、目的達成型で行動変容していくことで「自己効力感」を感じることができるというものです。支援者は本人ができることをできるように「周囲からの支援」をしていきます。
具体的には、自分のライフスタイルで無理なく歩数を増やす工夫や野菜摂取量を増やす工夫を支援するというようなものです。
医療モデルから健康支援モデルへ
現在の一般的な健康のマネジメントは疾病後に医療機関で診療をうけ、指示の遵守や服薬をしていくといったいわゆる医療管理型(医療モデル)ですが、これに対して健康支援モデルではその1ステップ前である「普段の生活の場」つまりホームベースでの病気にならない(悪化しない)ための予防に重きを置いています。
CCRCとは?
アメリカで開発されているCCRCは、「継続した健康支援・ケア」を提供するという福祉哲学に基づいて、高齢者が老化するにつれて変わっていくニーズに応じて、可能な限り生き生きと自立して生活ができるように、住宅、生活支援、健康支援、介護・看護・医療などの様々なサービスを一つの「キャンパス(敷地内)」で総合的に提供していくシステムです
もし、何らかの障害が生じ、介護等が必要になっても、コミュニティを離れることなく、コミュニティ内での介護・看護・医療サービスが提供されます
この結果、CCRCの住民である高齢者の医療・介護コストを低減できています