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背景

研究会の目指すビジョンの背景を、人口構造、政治面、社会構造の変化、意識の変化からまとめてみます

    平成18年 平成22年 平成37年
人口構造の急変
65歳以上 2587万人 2874万人 3473万人
75歳以上 1177万人 1379万人 2026万人
厚生労働省による
療養型病床のリストラ
療養病床 25万床 15万床
(23年までに)
 
介護型 13万床 廃止
(23年までに)
 

療養型、介護型あわせて23万床が老人保健施設や有料老人ホーム、ケアハウスへの事業転換を迫られています

  過去 現在~将来
社会構造の変化
基本的には女性が家庭を守る立場

高齢者の介護も女性が中心となってみてきた
核家族化、女性の社会進出
都市への人口集中

高齢者を介護する人が
絶対的に不足
高齢者の意識の変化 資産を子にわけ与え介護してもらう

子まかせの介護
資産を自分のために使いたい

子に頼らない介護を希望
厚生労働省による医療・介護制度の抜本改革 医療中心の介護制度

公的財源の給付(個人負担の軽減)がおおかった

施設での介護(収容・管理)


予防中心の介護制度

公的財源が減り、私的財源の負担(個人負担)が増加

在宅での介護(支援・予防)

生活習慣病の予防の徹底、
平均在院日数の短縮


このままではこうなってしまう!

高齢者の人口は増えるが介護する人は減る、病気になっても医療費は高くなる、寝たきりとなっても入院、入所できるところがない

人口構造の平成18年度のデータは総務省 統計局・政策統括官(統計基準担当)・統括研修所の人口推計(平成18年3月の確定値)による

平成22年、平成37年のデータは国立社会保障・人口問題研究所から平成17年(2005)現在に公開されている「日本の将来推計人口-平成14年1月推計」の中位推計による