August 2006

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研究会について

Date
2006-08-28 (Mon)
Category
研究会概要
医療福祉経営マーケティング研究会とは?

超高齢社会における潜在的なニーズ、新しいニーズに対応するために、保健・医療・福祉を連携、統合し、より効果的、より効率的なヘルスケア・システムを研究・開発し、高齢者が健康で、安心・安定し、自立して生活できる「高齢者健康コミュニティ」を創造するために、大学人と企業人の英知を共有し、社会に貢献していくことを目標に設立された研究機関です。

コンセプト

高齢者が健康で、安心・安定し、自立して生活できる「高齢者健康コミュニティ」の創造

研究会所在

Date
2006-08-28 (Mon)
Category
研究会概要

郵便番号
812-8582

住所
福岡市東区馬出3-1-1 九州大学医学部
九州大学大学院医学研究院医療経営・管理学講座 教授 馬場園明 研究室内

正式名称
九州大学大学院医学研究院
医療経営・管理学講座 馬場園研究室
医療福祉経営マーケティング研究会

電話
092-642-6960

FAX
092-642-6961

e-mail アドレス
info@hc-market.net

役員構成

Date
2006-08-28 (Mon)
Category
研究会概要

理事長
・馬場園 明 九州大学大学院医学研究院教授

副理事長
・福田 治久 九州大学大学院医学研究院准教授
・齋藤 貴生 NPO 法人高齢者健康コミュニティ会長

理事
・津田 敏秀 岡山大学大学院環境学研究科教授

事務局長
山崎 哲男 NPO 法人高齢者健康コミュニティ理事

主席研究員
窪田昌行 医学博士、ペンシルバニア大学ビジネススクール医学経営管理学コースMBA(窪田昌行 ケーススタディ等

監 事
吉田 樹夫 公認会計士

お問い合わせ先

Date
2006-08-24 (Thu)
Category
お問い合わせ&入会

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入会申し込み用紙の請求フォーム
医療福祉経営マーケティング研究会 入会申し込み問い合わせフォーム


その他お問い合わせ用メールアドレス
info@hc-market.net

研究活動のキーテーマ

Date
2006-08-17 (Thu)
Category
研究内容
研究活動のキーテーマ

・ホームベース型健康支援モデル
・CCRC(Continuing Care Retirement Communities)

ホームベース型健康支援とは?
専門家だけでなく、家族・友人もまた支援者として考え、自らの生活の場(Home)という安心安定した環境の中で、本人自身が「前向きな態度」で内発的動機づけを尊重し、目的達成型で行動変容していくことで「自己効力感」を感じることができるというものです。支援者は本人ができることをできるように「周囲からの支援」をしていきます。
具体的には、自分のライフスタイルで無理なく歩数を増やす工夫や野菜摂取量を増やす工夫を支援するというようなものです。

医療モデルから健康支援モデルへ
現在の一般的な健康のマネジメントは疾病後に医療機関で診療をうけ、指示の遵守や服薬をしていくといったいわゆる医療管理型(医療モデル)ですが、これに対して健康支援モデルではその1ステップ前である「普段の生活の場」つまりホームベースでの病気にならない(悪化しない)ための予防に重きを置いています。

CCRCとは?
アメリカで開発されているCCRCは、「継続した健康支援・ケア」を提供するという福祉哲学に基づいて、高齢者が老化するにつれて変わっていくニーズに応じて、可能な限り生き生きと自立して生活ができるように、住宅、生活支援、健康支援、介護・看護・医療などの様々なサービスを一つの「キャンパス(敷地内)」で総合的に提供していくシステムです
もし、何らかの障害が生じ、介護等が必要になっても、コミュニティを離れることなく、コミュニティ内での介護・看護・医療サービスが提供されます
この結果、CCRCの住民である高齢者の医療・介護コストを低減できています

活動の流れ

Date
2006-08-17 (Thu)
Category
研究内容

研究会の活動の流れ

ホームベース型健康支援プログラムの開発
日本版CCRCの開発

人材育成・教育
現場とのコラボレーション
実践的なノウハウの蓄積とデータ化

機関誌やWebサイトなどをとおして会員への活動報告や告知

背景

Date
2006-08-17 (Thu)
Category
ビジョン

研究会の目指すビジョンの背景を、人口構造、政治面、社会構造の変化、意識の変化からまとめてみます

    平成18年 平成22年 平成37年
人口構造の急変
65歳以上 2587万人 2874万人 3473万人
75歳以上 1177万人 1379万人 2026万人
厚生労働省による
療養型病床のリストラ
療養病床 25万床 15万床
(23年までに)
 
介護型 13万床 廃止
(23年までに)
 

療養型、介護型あわせて23万床が老人保健施設や有料老人ホーム、ケアハウスへの事業転換を迫られています

  過去 現在~将来
社会構造の変化
基本的には女性が家庭を守る立場

高齢者の介護も女性が中心となってみてきた
核家族化、女性の社会進出
都市への人口集中

高齢者を介護する人が
絶対的に不足
高齢者の意識の変化 資産を子にわけ与え介護してもらう

子まかせの介護
資産を自分のために使いたい

子に頼らない介護を希望
厚生労働省による医療・介護制度の抜本改革 医療中心の介護制度

公的財源の給付(個人負担の軽減)がおおかった

施設での介護(収容・管理)


予防中心の介護制度

公的財源が減り、私的財源の負担(個人負担)が増加

在宅での介護(支援・予防)

生活習慣病の予防の徹底、
平均在院日数の短縮


このままではこうなってしまう!

高齢者の人口は増えるが介護する人は減る、病気になっても医療費は高くなる、寝たきりとなっても入院、入所できるところがない

人口構造の平成18年度のデータは総務省 統計局・政策統括官(統計基準担当)・統括研修所の人口推計(平成18年3月の確定値)による

平成22年、平成37年のデータは国立社会保障・人口問題研究所から平成17年(2005)現在に公開されている「日本の将来推計人口-平成14年1月推計」の中位推計による

理想的な解決策

Date
2006-08-17 (Thu)
Category
ビジョン

【日本版CCRCを実現し、高齢者が健康で安心してくらせる社会を目指す】

 普段の生活から疾病予防、特に後期高齢者の要介護となる主な原因である「脳卒中(※注)」を中心とした生活習慣病の予防を行います。そうすることで罹患率を低くし、また疾病した場合も早期発見早期治療を行えるため、重症になることを防ぐことが可能です。
 また、治療にかかる日数や費用の軽減、入院が必要となった場合の在院日数の短縮も期待でき、病床数の不足に適応していけます。
 これらすべての流れが通常の生活の場をはなれずに行うことができれば、高齢者の身体的、精神的負担を軽減させ、高齢者が健康で、安心・安定し、自立した生活をおくることができます。

 研究会では生活の質を向上させる健康支援法としてホームベース型健康支援プログラムを研究しています。
 そして高齢者が健康で、安心・安定し、自立して生活できるよう、欧米の高齢者福祉の先進国で導入されている高齢者健康コミュニティシステムのCCRC(Continuing Care Retirement Communities)の日本での実現を目指し、研究・開発に取り組んで参ります。

(※注)脳卒中の主な原因は動脈硬化であり、その動脈硬化の主な原因が、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満です。

時代の流れが研究会の追い風となっている

欧米・福祉先進国のシステムを検証し、日本独自の次期高齢者福祉システムを開発する時がきた

ホームベース型健康支援、CCRCについては研究・活動のカテゴリにある研究活動のキーテーマを参照ください(上記本文中のキーワードにもリンクしてあります)

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